2007年9月24日月曜日

リサイクルの巻2 素敵なリサイクル

それでも最近はそんな世間の悪評を何とか返上しようと、頑張っている市民グループも増えている。「イギリス人は生まれつきリサイクルが嫌いなわけではない」ゴミの分別を呼びかけるパンフレットの文言に思わず苦笑してしまった。

一方「これは是非輸入したい」というユニークなリサイクルもある。
たとえば街中にいくつもあるチャリティー・ショップ。それぞれNGOによって運営されており、収益金は癌患者や高齢者へのサポート、第三世界の地域開発や動物愛護などさまざまなチャリティー目的に使われている。古着や古本、家具、生活雑貨など、なかなかおしゃれな良質なものが安く手に入り、わたしも愛用している。

日本でも伝統的には古本屋、最近では各種中古品を扱うリサイクル・ショップやフリー・マーケットなど中古の再利用は増えてきたが、それを大々的に慈善事業に役立てているわけだ。全英のチャリティー・ショップの売り上げを合計すると、年間100億ポンドを超える寄付金が集まっている計算になるらしい。なるほど現金の寄付はなかなかできないけれども不用品を他人のために役立てるくらいならできるという人は多いだろう。資源としてリサイクルするより再利用の方がエネルギーもかからないから環境的にもいい。どこにでもあって持ち込みが簡単なのも◎だ。スーパーに古着や古本を回収するボックスが置いてあるところもある。

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